赤ちゃんの心肺蘇生
ベビーの意識が無い等、すみやかに救急車を呼ぶことが第一です。一刻を争うような状態の時、救急隊員が到着するまでに、出来ることがあります。そばにいる人に、大声で助けを求めることも大切です。いざという時は、気が動転して慌ててしまいます。大事な赤ちゃんの命を守るために、知っておきたい事です。
広告
人工呼吸の方法
- 乳児の場合
- 子供の口と鼻の両方に大人の口をかぶせて、胸が軽く膨らむ程度、息を吹き込みます。2~3秒に1回、約1秒間程度を目安にします。
- 幼児の場合
- 鼻をつまんで口だけに大人の口をかぶせ、胸が軽く膨らむ程度、息を吹き込みます。2~3秒に1回、約1秒間程度を目安にします。
心臓マッサージの方法
- 乳児の場合
- 左右の乳首を結んだ直線の中央より、指1本分くらい下を、指2本で垂直に押します。1秒間に2回、胸が1~2cmへこむ程度に押します。
- 幼児の場合
- 左右の乳首を結んだ直線の中央より、指1本分くらい下を、手のひらで垂直に押します。2秒間に3回、胸が2~3cmへこむ程度に押します。
心臓マッサージと人工呼吸を同時に行う時
- ①人工呼吸を2回行う。
- ②脈をみる。
- ③心臓マッサージを約15秒に30回行う。
- ①~③を5サイクル行ってから救急車を呼びます。
救急車の呼び方
119番にかけます。
- (消防署)「火事ですか?救急ですか?」
- (あなた)「救急です」と伝える。
- (消防署)「どうしましたか?」
- (あなた)子どもの状態を伝える。「いつ」「だれが」「どうしたのか」など、事故の状況、状態を説明します。
- (消防署)「住所、氏名、今使っている電話番号、来てほしい場所、目印になるものはありますか?」
- (あなた)自宅住所、氏名、電話番号、来てほしい場所を伝える。
- (消防署)「分かりました。向かいます。」
- (あなた)応急手当の指示を仰ぎ、言われた通りに行う。到着までに、健康保険証、現金、着替えなどの衣服、オムツなどを用意して待ちます。家族や近所の人の助けがある場合は、家のそばの目立つ場所で救急車を誘導してもらいます。救急車が来たら、救急隊員の指示に従います。
スポンサーリンク
携帯電話から救急車を呼ぶ時
- 携帯電話からの通報であることを伝える。
- どこの市町村から通報しているかを告げる。
- 携帯電話からの通報は必ずしも最寄りの消防本部につながるとは限りません。出来るだけ一般加入電話か、公衆電話から通報しましょう。