赤ちゃんが咳をする時
咳は、病気の時以外にも、急に冷たい空気にさらされた時にも出ます。また、軽い熱や下痢を伴う咳がある場合、風邪かもしれません。元気があり、苦しそうにしていなければ、さほど心配ありませんので、安静にして経過をみます。
突然激しく咳き込み、息が苦しそうにしている時は、何かを気管につまらせたことも考えられます。特に1歳前後の赤ちゃんは、何でも口に運んでしまうので、特に注意が必要です。異物をつまらせた疑いがある場合は、至急病院へかかりましょう。
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咳き込んだ時の対応
- 咳の状態を観察する。
- いつ、どんな時に出るのかを観察します。突然激しく咳き込む、犬の遠吠えのような咳をする、呼吸ができないほど苦しがる時は、至急病院へかかりましょう。
- 咳のない時の呼吸にも注意する。
- 呼吸する度にヒューヒュー、ゼーゼーという音がしたり、肩で息をしている、肋骨あたりがへこむ陥没呼吸になっている時は、呼吸障害の心配もありますので、咳が酷くなくても受診しましょう。
- 上体を起こした姿勢にする。
- 咳がある時は、上体を起こした姿勢の方が楽です。クッションを使って上体を高くしてあげたり、抱き上げてあげたりします。優しく背中をさすってあげましょう。
- 適温を保ち、加湿する。
- 加湿器を使用したり、濡れタオルを室内に下げておくなどの工夫をして、空気が乾燥しないように気をつけます。また、寒くなり過ぎないように温度にも気をつけます。
- 空気の汚れに注意する。
- タバコの煙は特に厳禁です。また、ほこりが舞うことのないように気をつけます。
- 水分を与える。
- たんがからむ時や、咳がでて喉が乾く時、水分を与えるようにします。
- 薬は医師の指示で使用する。
- 咳止めを使用する際は、医師の指示で使用するようにしましょう。
ぜんそく気味と言われた時
咳で診断を受けた際、「ぜんそく気味」と言われることがあります。これは「ぜんそく様気管支炎」とも言い、軽症のぜんそくや、急性気管支炎などの病気の総称で、本格的にぜんそくと診断されたわけではありません。このような症状の赤ちゃんで、将来ぜんそくと判断される確率は1割位です。
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せきが出た時の注意したい症状
- せきが出る時に、このような症状があれば病院にかかりましょう。
- 38度以上の発熱や嘔吐をともなう。
- 長引いたり、次第に激しくなる。
- 夜中になると咳込みが激しくなる。
- 呼吸が荒く、肩で息をする。
- ぜん鳴(呼吸する度にヒューヒュー、ゼーゼーと音がする)がある。
- 犬の遠吠えのような咳をする。
- 突然激しく咳込み、苦しそうにする。
- 顔色が悪くぐったりしている。