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小児用肺炎球菌ワクチン

小児用肺炎球菌ワクチンは、細菌性髄膜炎など、子どもに重い病気を起こしやすい7つの血清型を含む不活化ワクチンです。

不活化ワクチンの為、何回かの接種が必要になります。接種の期間や回数は改定されることもあるので、最新の情報を元に計画的に接種スケジュールをたてましょう。


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小児用肺炎球菌の副反応

小児用肺炎球菌を接種後に 副反応楽天 として、2~10%に接種部位の発赤、腫れ、軽い発熱、筋肉痛がみられることがあります。しかし、多くの症状は軽く、1~3日で自然に回復します。

極めてまれに、ショック症状、アナフィラキシー様症状(接種後30分以内に出現する呼吸困難などの重いアレルギー反応)、けいれん等があります。

肺炎球菌による感染症

子どもの多くが、肺炎球菌を喉の奥に保菌していて、咳やくしゃみなど、飛沫により伝播します。

免疫力の低下などにより、菌が体内に侵入すると、細菌性髄膜炎、敗血症、肺炎、中耳炎を起こします。

乳幼児と肺炎球菌

2歳未満の乳幼児は、特に肺炎球菌による感染症にかかるリスクが高いと言われています。

肺炎球菌による髄膜炎んいかかると、約10%が死亡し、30~40%に発達や運動障害、難聴などの後遺症が残ります。

高齢者と肺炎球菌

また、肺炎は日本人の死因の第3位で、年間95,000人が死亡しています。その95%が65歳以上で、60歳以上の肺炎患者の約46%は肺炎球菌によるものです。

特に、心臓や呼吸器に慢性疾患のある方、腎不全、肝機能障害、糖尿病の方などは、肺炎にかかりやすく重症化しやすい傾向があります。

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肺炎球菌ワクチン接種の現状

免疫の未熟な乳幼児にも抗体がつくように工夫されています。2000年にアメリカで接種が開始され、現在では、100ヵ国近くで使用されています。それによって、細菌性髄膜炎や敗血症が激減しているそうです。

また、子どもでの保菌が減り、感染する機会が減ったことで高齢者の肺炎球菌感染症も減ったとの報告もあります。

asa.as76.net
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更新日:2022/09/02