赤ちゃんの「不慮の事故」
赤ちゃんの死亡原因は、不慮の事故が一番多いです。0〜4歳の不慮の事故による死亡は、交通事故よりも家庭内での方が多く起きています。安全と思われている家庭内ですが、意外と見落としている危険が潜んでいるように思います。大人にとっては、全く危険でなくても、赤ちゃんにとっては命取りになる事もあります。
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0歳児に注意したい窒息死
0歳児の事故死の7割以上は窒息死です。次いで溺死、交通事故、転落および転倒の順になっています。窒息の多くは、食べ物によるものや、ベッド内で起こっています。
- 窒息による事故
- 0歳児では、口や鼻をふさぐことによる窒息事故が起きています。ふとん、シーツ、枕、額に貼った冷却シート等が、窒息の原因になる事があります。また、吐いたものや食べ物や異物を喉に詰まらせてしまう事もあります。特に柔らかいベッドや布団は、窒息の原因になる事がありますので、うつぶせ寝をさせたり、重い布団を顔まで被せたりする事のないように気を付けます。ベッド内に紐やビニール袋、タオル、ぬいぐるみ等、置かないようにしましょう。
1〜4歳児に注意したい交通事故と溺死
1〜4歳時の事故死の5割以上が、交通事故と溺死です。次いで窒息です。溺死の半数以上は、家庭内の浴槽で起きています。
- 浴槽での事故
- お風呂場で遊んでいるうちに、浴槽に落ちてしまう事があります。また、親が洗髪などで目を離したすきに、浴槽で溺れてしまうこともあります。最近では、浴槽用の浮き輪で溺れる事故も起きています。楽しく遊んでいても、いつバランスを崩して溺れるか分かりませんので、一瞬たりとも目を離さないようにしましょう。1歳児の溺死の多くは浴槽で起きています。家庭内だからと安心せずに注意しましょう。
- お風呂を使用していない時は、お風呂場に外鍵をかけ、赤ちゃんが勝手に入ってしまわないようにします。また、入浴後は浴槽の水を抜いておくようにしましょう。
5〜9歳児に注意したい交通事故
5〜9歳時の事故死の5割以上が交通事故です。5歳以上になると屋外での活動が多くなり、行動範囲も広くなります。
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病死より多い不慮の事故
子どもの死亡原因のうち、不慮の事故は、全体の3分の1〜4分の1にも上ります。病死より多いのが現状です。
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