赤ちゃんが下痢をした時
もともと赤ちゃんの便は、ゆるめの事が多いです。特に母乳育児の場合は、ゆるくなりやすいです。ただ、急に便の回数が増えて次第に水っぽくなっていくときは、下痢と考えていいです。
血の混じった下痢や、白色の水様便は急を要する必要があるものの、そうでなければ、下痢そのものは、それほど心配する必要はありません。むしろ怖いのは、下痢によって体内の水分が急激に失われ、脱水症を起こすことです。特に嘔吐を伴う時は、脱水症になりやすいので注意が必要です。脱水症にならない為には、とにかくこまめに水分を与えることです。夜中でも、おむつ替えの時などに飲ませるようにしましょう。
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下痢をした時の対応
- 下痢便の状態をチェックする。
- 便の色やにおい、血が混じっているかを見ます。たとえ下痢便でも血便がなく元気なら様子をみます。
- 脱水症状が出ていないか注意する。
- 唇や口や目の周りが乾燥してカサカサしている?
- おなかがペチャンコにへこんで張りが無い?
- おしっこが長時間出ていない?
- ぐったりしている?
- 上記のような症状がみられたら、水分がとれていても脱水症の可能性があり、急いで病院へ受診しましょう。
- 頻繁に少しずつ水分を与える。
- 子供が好む飲み物を与えます。水分と塩分が同時にとれる下痢用のイオン飲料がおすすめです。果汁は控えるようにします。
- 食事はいつも通りにする。
- 原則として、食事はいつも通りにとります。ただし、果物は下痢を悪化させることがあるので、避けるようにします。
- おしりを清潔にする。
- 下痢で便の回数が増えると、おしりがかぶれやすくなります。お尻を清潔に保ち、かぶれ対策をしましょう。
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下痢時に注意したい症状
- 下痢時に、このような症状があれば病院にかかりましょう。
- 便の回数が多くなったり、機嫌が悪くなってきた。
- いつもと違う悪臭をともなう下痢の場合。
- 発熱や嘔吐をともなう下痢の場合。
- 下痢便に少量の血が混ざっている。
- 水分を受けつけなかったり、脱水症状がみられる。
- 白色の水様便や、目立つくらいの血便が出た。